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〈たべるかう〉東京で、Discover Japan
Discover Japan

|2016.09.02

リーズナブルに楽しめる「物産館」

日本の玄関口「東京駅」を降り立てば、全国の味・物が楽しめる“物産館”が集積している。
八重洲口から徒歩10分圏内、八重洲・日本橋・京橋エリアの六軒の物産館と、売れ筋商品をピックアップする。

「おいでませ山口館」 山口の味をたっぷり満喫

関のふく、かまぼこやうに、くじらなどの海産物、お菓子から、「萩焼」「赤間しじみ」、見ているだけで微笑ましくなる「大内人形」「ふく提灯」「金魚ちょうちん」などの民工芸品が揃う。

 「夏蜜羹なつみかん丸漬」は、萩原産のすっぱい夏蜜柑を丸い形を残したまままるごと羊羹にした、明治の頃から萩地方に伝わる伝統菓子。

 「ふくしょうゆ」は享保二(1717)年創業の醤油醸造の老舗が、下関名産のふぐ料理に合うポン酢として五十数年前に製造したロングセラー。醤油に萩市特産のだいだい果汁をブレンドし、皮からとれるだいだい油でコクを出している。

住所: 中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1F
TEL: 03-3231-1863
営業時間: 10時30分〜19時
定休日: 無休
WEBサイト: http://www.oidemase-t.jp/oidemase/

「北海道フーディスト八重洲店」 食の楽しさ、豊かさ、意外さを提供。

産物、農産物、畜産加工品、乳製品、菓子など、北海道ならではの素材を使った商品1000品目以上を扱う。

 北海道開拓時代から薪は寒さの厳しい冬の貴重な燃料だった。木口のサイズは三方がそれぞれ六寸(約一八センチ)だったため、薪の寸法は「三方六さんぽうろく」と呼ばれた。そんな開拓時代の思い出が生んだ銘菓「三方六」は薪の形のバウムクーヘン。

 「ねこぶまんま」は、北海道東部でしか採れない貴重なねこあし昆布に鰹節、白ごまを混ぜた万能ふりかけ。他の昆布に比べ粘りが強く、粘り成分に含まれる「フコダイン」も豊富なので、カルシウムも取れる。

住所: 中央区八重洲2-2-1 ダイヤ八重洲口ビル1F
TEL: 03-3275-0770
営業時間: 10時〜20時
定休日: 無休
WEBサイト: http://www.foodist.co.jp/shop/

「青森県特産品センター東京店」 旬にこだわった、青森の特産品。

森の旬の食材が所狭しと並ぶ。旬の時期にはりんご、五所川原十三湖じゅうさんこ産「活しじみ」や山菜、地酒など、ホームページで常に更新される入荷情報は必見。

 弘前藩初代藩主が約400年前に京都から持ち帰ったと伝わるトウガラシ「清水森しみずもりナンバ」は、大振りで長く、まろやかな甘みが特徴の、赤く熟した清水森ナンバを乾燥させ細かく砕いた一味唐辛子。

 「ひば精油」は、青森の県木でもある青森ひば(和名ヒノキアスナロ)の抗菌効果、精神安定効果、防虫効果、消臭効果に着目した精油で、入浴剤として数滴をお風呂に入れたり、消臭スプレーを手作りしたりして楽しめる。

住所:  中央区新富1-3-9 東光ビル1F
TEL: 03-5540-7311
営業時間: 10時〜18時30分(土〜15時30分)
定休日: 日曜・祝日
WEBサイト: http://www.aomori-shop.com/

「福島県八重洲観光交流館」 美味しい福島を丸ごと楽しむ。

島の特産品や観光情報を届けるアンテナショップ。フルーツ王国ならではの若桃の甘露煮、セミドライフルーツ、地元の銘菓、限定販売の地酒など、福島を丸ごと楽しめる。

 双葉郡浪江町で1950年ごろに生まれた極太麺の「なみえ焼きそば」は、もともと労働者のために食べ応えと腹持ちをよくと考案された。それがいまや、通常の約3倍の太い麺で全国区のB級グルメに。

 「小名浜たこせんべい」は、懐かしい駄菓子せんべい。タコの身がしっかり入った硬めのせんべいで、ピリ辛の味わいが癖になる。

住所: 中央区八重洲2-6-21 三徳八重洲ビル1階
TEL: 03-3275-0855
営業時間: 11時〜19時
定休日: 無休
WEBサイト: http://www.tif.ne.jp/jp/sp/yaesu/

「富士の国やまなし館」 山梨県産の白ワインと絶品スイーツ。

どう、もも、さくらんぼ、信玄餅、ほうとう、吉田のうどん、鮑の煮貝……。山梨の特産品を挙げたらきりがないが、これらが全部揃うのがここ。

 そして山梨といえば、晩熟の品種で柑橘系の香りが和食との相性もいい白ワインがおすすめ。白といえば世界品種の「シャルドネ」が有名だが、近年、国際的ワイン機構OIVからも、優れたブドウ品種として認められた日本の品種「甲州」を是非。店内では山梨が誇る国産ワインの試飲もできる。

「信玄餅ソフト」は、ソフトクリームに山梨銘菓・金精軒の信玄餅をトッピングして、きな粉と黒蜜をかけた贅沢なスイーツだ。

住所:中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1F
TEL: 03-3241-3776
営業時間: 11時〜19時30分
定休日: 無休
WEBサイト: https://www.yamanashi-kankou.jp/tokyo/

「京都館」 多彩な京都の魅力に触れる。

西

陣織、京焼、京扇子などの工芸品から京菓子、京漬物、伏見の地酒などの食料品までを取り揃えるショップで、東京にいながら京都の魅力に触れられる。

 「竹取物語」は上品な甘さに味付けした和栗と黒豆を混ぜ込んで、しっとり焼き上げた人気のパウンドケーキ。竹の皮に包まれて手土産にも最適。

 柚子ゆずサイダーは、柚子の産地である京都・水尾の柚子を使用。ひとつひとつ丁寧に手搾りした柚子果汁にキレのある炭酸で、甘さ控えめな大人のサイダーに仕上げている。

住所: 中央区八重洲2-1-1 ヤンマー東京ビル1F
TEL: 03-5204-2260
営業時間: 10時30分~19時
定休日: 無休
WEBサイト: http://kyotokan.jp/

TEXT: 織田桂、ILLUSTRATIONS:サイトウトモミ
東京人2016年7月増刊より転載
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