〈むかしみらい〉 地元企業物語
Campany's story in our town

|2016.09.23

Vol.4 東京建物

世紀を超えた信頼を未来へ……。街とともに歩む総合不動産会社。


日本で最も古い歴史を持つ総合不動産会社である東京建物が設立されたのは、明治29(1896)年。東京市日本橋区呉服町十八番地(現・中央区日本橋二丁目永代通り沿い付近)に「株式会社東京建物」の看板を掲げ、開業した。

創設者は、安田財閥の創設者でもある安田善次郎である。安田が旨としたのは、「お客様第一の精神」と常に時代の流れを先取りする「進取の精神」だ。この精神にのっとり、東京建物が最初に着手したのが、住宅ローンの先駆けとなる割賦販売方式での不動産売買であった。この新しいビジネスモデルの創出は、その後の不動産売買の活性化に大いに貢献した。また、明治36(1903)年にはいち早く海外に進出し、中国・天津で住宅やビルの管理運営事業を開始。「不動産事業は人と社会にとって百年・千年の計である」ことを胸に刻み、東京建物はその後も事業を拡大していく。

大正12(1923)年9月1日、関東大震災が東京の街を襲った。東京建物も甚大な被害を受け、当時の取締役社長である安田善雄も罹災死してしまうが、復興事業に注力する。その一つが当時の近代建築技術を駆使して建設された東京建物本社ビル(昭和4年竣工)である。竣工当時は、八重洲通りが拡幅整備されてまだ日も浅く、交差する濠端通り(現・外堀通り)も未整備であったため、通過する乗用車の交通量も少なかったという。

この街で東京建物は、戦争の時代や数々の危機を乗り越えていく。そして、今年の10月1日、東京建物は創業120周年を迎える。東京建物のあゆみは、この街に関わるすべての方々とのあゆみでもある。東京建物八重洲ビル、東京スクエアガーデンや東京建物日本橋ビルといった大型ビルも竣工し、この街との関わりはますます深まっている。

これからも、この街の歴史や文化など様々な魅力を受け継ぎ、末長くこの街の発展に向けて取り組んでいきたい、と願う同社。世紀を超えて受け継がれた信頼を未来へつないでいくために、東京建物の挑戦はこれからも続く。

東京建物
住所: 中央区八重洲1-9-9 東京建物本社ビル
TEL: 03-3274-0111
交通: JR東京駅から5分、東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅から5分
WEBサイト: http://www.tatemono.com

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