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|2017.09.01

生誕100年 ジャン=ピエール・メルヴィル、暗黒映画の美 [フィルムセンター]


監督ジャン=ピエール・メルヴィル、その名はフランス映画の歴史の中でも特別な輝きを放っています。少年期からアメリカ映画に傾倒、助監督修業を経ずにまったくの自主製作で長篇デビュー作『海の沈黙』(1949年)を送り出したメルヴィルは、ジャン・コクトーの依頼による『恐るべき子供たち』の映画化(1950年)などで頭角を現し、そのインディペンデント魂は若きヌーヴェル・ヴァーグの監督たちから敬愛されました。

やがて優れた暗黒映画の作り手として認められ、『いぬ』(1962年)、『ギャング』(1966年)、『サムライ』(1967年)、『仁義』(1970年)といった硬質の犯罪映画、そして対独レジスタンス経験に根差した戦争大作『影の軍隊』(1969年)などはフランス映画に一時代を築きます。とりわけジャン=ポール・ベルモンド、アラン・ドロンという二大スターは、メルヴィル作品とともに新境地を開いたといっても過言ではありません。善悪を合わせ持った複雑な人間像を描き出し、男たちの絆と裏切りをドラマに塗り込めたメルヴィルは、日本を含む現代のアジア映画にも強い影響を与えています。

メルヴィルが生誕100年を迎えるこの2017年、フィルムセンターは、ドキュメンタリー『コードネームはメルヴィル』(2008年)の監督オリヴィエ・ボレール氏が長年収集してきた資料を中心にその孤高の生涯と業績を振り返ります。PFFや角川シネマ新宿での代表作の上映、アンスティチュ・フランセ東京での上映やイベントと併せ、メルヴィルの“黒”の世界に触れてみてください。


会場: 東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室(企画展)

会期: 2017年9月26日(火)~12月10日(日)

開館時間: 11:00~18:30 (入室は18:00まで)

休室日: 月曜日

観覧料: 一般250円(200円)/大学生・シニア130円(60円)/
     高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、
     キャンパスメンバーズは無料
 ※料金は常設の「NFCコレクションでみる 日本映画の歴史」の入場料を含みます。
 ※( )内は20名以上の団体料金です。
 ※学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものを
  ご提示ください。
 ※フィルムセンターの上映企画をご覧になった方は当日に限り、半券のご提示により団体料金が適用されます。
 ※2017年11月3日(金・祝)は、「文化の日」のため展示を無料でご覧いただけます。

主催: 東京国立近代美術館フィルムセンター、ノクテュルヌ・プロデュクシオン

協力: アンスティチュ・フランセ日本/フランス大使館、KADOKAWA、マーメイド・フィルム、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)

協賛: エルメスジャポン株式会社

WEBサイト: http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/melville/

左:『恐るべき子供たち』オリジナルポスター(1950年)、中:『賭博師ボブ』オリジナルポスター(1955年)、右:『影の軍隊』日本版ポスター(1970年)

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