〈さんかする〉イベント詳細
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|2017.09.05

超絶記録!西山夘三のすまい採集帖 [LIXILギャラリー]

日本のすまい研究を牽引してきた建築学者、西山夘三(にしやまうぞう)(1911-1994)は、徹底した住み方調査を通して、膨大なスケッチや図版、写真を残しました。
本展では、漫画家を目指したほどの画力とすぐれた観察眼を持ち合わせた西山夘三による「すまい」のスケッチや図版、写真類、そして中学時代からの漫画作品や記録魔ぶりを窺わせる日記など約90点の資料から、西山すまい学の一端と彼の多彩な魅力に迫ります。


期間: 2017年9月7日(木)~11月25日(土)

会場: LIXILギャラリー ギャラリー1

営業時間: 10:00~18:00

休館日: 水曜

料金: 無料

企画: 株式会社LIXIL

協力: NPO法人 西山夘三記念すまい・まちづくり文庫、西山勝夫 、西山潤

展示デザイン: ジョイントセンター株式会社

WEBサイト: http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_003793.html


<見どころ>
西山夘三は、すまいを科学的に研究したパイオニア、「食寝分離論」の提言者、そして戦後のDK型間取りの生みの親として知られています。これらの功績の根底には庶民住宅の改善を目的とした地道なすまい調査がありました。おおよそ1940~60年代という調査期間は、日本のすまいが劇的に変化した時期であり、その記録は時代状況を刻印する貴重な役割も担ったといえます。入念なフィールドワークで採集した膨大な調査票、図版や写真類からは、研究者としての真摯な眼差しとともに、西山の観察すること、描くこと、記録することへの強いこだわりを感じます。
本展では、すまい調査の記録となるスケッチ、図版、写真をとおして西山すまい学の一端を披露します。町家、国民住宅、電車住宅など昭和の日本にあったあらゆるすまいから26項目と、自身の家族を実験台とした住み方の変遷を、西山ならではの観察眼と画力で描かれた図版による絵解き式でたっぷりと紹介します。さらに数万件にも及ぶ「住み方調査」原票類の実資料によって西山の実証的研究方針を裏付けます。漫画家志望だった西山が描いたユーモラスな漫画本や、様々な考現学的記録類も、西山夘三像を特徴づける重要な要素として展示します。西山の記録で埋め尽くされた会場をご堪能ください。
本展をとおして、すまいのあり方を貪欲に追及し続けた西山夘三の研究姿勢とともに、人物としての魅力を存分に感じとっていただければ幸いです。

「舟ずまい」 甲板に設けられた船室の様子。
提供:NPO 法人 西山夘三記念すまい・まちづくり文庫

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