〈さんかする〉イベント詳細
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|2017.12.25

平井智展 「陶片・追憶」[LIXILギャラリー]

LIXILギャラリーでは2018年1月6日 (土)~2月20日(火)の期間、平井智展「陶片・追憶」を開催します。

平井智氏は1972年からイタリアに在住し、ファエンツァ国際陶芸展にて入賞を重ね、イタリア各地の美術館の企画展やグループ展に招かれて発表を続けています。平井氏はまた、モザイクタイルで装飾した公園やモニュメントなどの公共建築のデザイン、イタリア現代陶芸の巨匠カルロ・ザウリの展覧会アドバイザーなど、イタリアと日本を文化的に繋ぐ活動もされてきました。
こうした平井氏の複層的で大きな世界をイメージし、今展では氏の数ある造形作品シリーズの中から1990年代より制作されている「マジョリカ陶片」に想を得た「陶片」によるインスタレーションを中心に展示します。


期間: 2018年1月6日(土)~2月20日(火)

会場: LIXILギャラリー ギャラリー3

開館時間: 10:00~18:00

休館日: 水曜

観覧料: 無料

<アーティスト・トーク>
2018年1月12日(金)18:00~18:30 ※申込不要 
 

WEBサイト: http://www1.lixil.co.jp/gallery/ceramic/detail/d_003944.html

「陶片」 1998~2016 年 1piece H25 × W25 × D17cm

<見どころ>
平井智氏が陶芸を志したのは、教育系大学で油画を専攻しながらも、特に「マジョリカの土の柔らかく温かな質感に惚れた」ことによります。「マジョリカ陶」は、イタリアにて14世紀以来発達した、赤茶色の素地に白土を化粧掛けし、その上に鮮やかな顔料で模様を絵付けした低火度焼成による色絵陶器です。その名称はイスラム圏との貿易の中継点であったスペインの「マイヨリカ島」(イタリア語) に由来します。
平井氏はオブジェから器まで幅広い作品を制作していますが、今展では1990年代より制作されている「マジョリカ陶片」に想を得た「陶片」を展示します。

「陶片」は、「マジョリカ陶」を割って再構成したらという想定のもとに生まれました。大きな陶板に白土で化粧掛けし、その後一部にカット線を入れて割り、素地焼成後、再び一体化して絵付焼成をします。地中海に降り注ぐ陽の光と透明な空気、いにしえの東インド会社の帆船、東洋磁器への憧れといったイメージまでもが追憶されるモニュメントのように力強い作品です。

今展では、赤茶色の素地の内面に白土を化粧掛けした器21点(表紙写真)と大小の陶片20数枚による壁面作品を組み合わせたインスタレーション(高さ220cm)を展示します。また、古陶片のマジョリカを拡大したマジョリカの立体作品(写真左)なども含めた合計3点を展示する予定です。

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