〈さんかする〉イベント詳細
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|2018.11.06

生誕100年 映画美術監督 木村威夫[国立映画アーカイブ]


国立映画アーカイブでは、今年生誕100年を迎えた映画美術監督・木村威夫の軌跡をたどる企画展の開催にあわせ、特集上映を開催します。

劇場公開された長篇作品だけでも240本以上に及ぶフィルモグラフィーの中から、木村自身が「私の処女作は不運であった」と回想した美術監督デビュー作『海の呼ぶ聲』(1945)など、長い間観ることのできなかった作品から、恩師・伊藤熹朔の下で明治時代の美術表現に正面から取り組んだ『雁』『春琴物語』、それに鈴木清順(『悪太郎』『肉体の門』『ツィゴイネルワイゼン』)と熊井啓(『忍ぶ川』『サンダカン八番娼館 望郷』『本覺坊遺文 千利休』)という個性の全く異なる監督と組んだ代表作の数々、そしてギネス記録となった最晩年の長篇監督デビュー作『夢のまにまに』(2006)まで、木村威夫の多彩な映画美術の魅力を20作品でご紹介いたします。特に『海の呼ぶ聲』と美術監督第二作『絢爛たる復讐』(1946)、そして大映時代中期の『蜘蛛の街』(1950)の3作品は、現存する16mmマスターポジから、今回のために上映用35mmプリントを作製しました。

この機会に是非ご鑑賞ください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。


<開催概要>

期間: 2018年11月6日(火)~11月25日(日)

休館日: 月曜

会場: 長瀬記念ホール OZU(2階)

定員: 310名(各回入替制・全席自由席)

当日券(発券=2階受付):
 料金: 一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円、
     障害者(付添者は原則1名迄)・国立映画アーカイブ及び東京国立近代美術館のキャンパスメンバーズは無料

座談会「木村威夫をめぐって」(仮題)
 日時: 2018年11月17日(土)12:15~13:15(終了時刻は予定)
 ゲスト(予定): 深民浩、中林啓治、林隆、竹内公一

 木村威夫と仕事をした美術デザイナーの方々に、木村威夫の人と仕事についてお話を伺います。
 ※入場無料。当日1回目の上映をご覧になった方は、そのまま座談会にご参加いただけます。座席に余裕が
  ある場合は、座談会からご参加いただけます。


WEBサイト: http://www.nfaj.go.jp/exhibition/kimura201810/


※2018年10月16日(火)~2019年1月27日(日)の期間、7階展示室にて展覧会「国立映画アーカイブ開館記念 生誕100年 映画美術監督 木村威夫」を開催しております。国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)をご提示いただくと、1回に限り団体料金が適用されます。詳しくはこちらをご覧ください。

『海の呼ぶ聲』©KADOKAWA1944

<作品リスト>

1.海の呼ぶ聲(64分・1945・大映・監:伊賀山正徳)

2.絢爛たる復讐(78分・1946・大映東京・監:小石榮一、吉村廉)

3.蜘蛛の街(77分・1950・大映東京・監:鈴木英夫)

4.雁(104分・1953・大映東京・監:豊田四郎)

5.春琴物語(111分・1954・大映東京・監:伊藤大輔)

6.黑い潮(113分・1954・日活・監・出:山村聰)

7.雑居家族(110分・1956・日活・監:久松靜児)

8.春泥尼(しゅんでいに)(98分・1958・日活・監:阿部豊)

9.陽のあたる坂道(209分・1958・日活・監・脚:田坂具隆)

10.アリバイ(92分・1963・日活・監:牛原陽一)

11.悪太郎(95分・1963・日活・監:鈴木清順)

12.肉体の門(90分・1964・日活・監:鈴木清順)

13.紅の流れ星(97分・1967・日活・監・脚:舛田利雄)

14.忍ぶ川(120分・1972・俳優座=東宝・監・脚:熊井啓)

15.サンダカン八番娼館 望郷(121分・1974・俳優座=東宝・監・脚:熊井啓)

16.ツィゴイネルワイゼン(144分・1980・シネマ・プラセット・監:鈴木清順)

17.夢みるように眠りたい(81分・1986・映像探偵社・監・脚:林海象)

18.本覺坊遺文 千利休(108分・1989・西友・監:熊井啓)

19.紙屋悦子の青春
  
(113分・2006・バンダイビジュアル=アドギア=テレビ朝日=ワコー=パル企画・監・脚:黒木和雄)

20.夢のまにまに
  
(106分・2008・パル企画=ポニーキャニオン=トルネード・フィルム・監・原・脚・美:木村威夫)

※上映作品の詳細はこちらをご覧ください。

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