〈さんかする〉イベント詳細
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|2020.09.15

公開70周年記念 映画『羅生門』展[国立映画アーカイブ]

撮影現場、宣伝公開から映画祭受賞、世界への影響まで――日本映画史上の傑作を徹底解剖!

1950年8月26日に劇場公開された映画『羅生門』は、国内では大ヒットにはならなかったものの、監督黒澤明の芸術的な野心が認められ、1951年9月にヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、さらに1952年3月に米国アカデミー賞名誉賞を受けることで国際的な評価を確立し、黒澤の、ひいては日本映画の水準の高さを世界に知らしめ、戦後復興のひとつの象徴にもなりました。
 

「羅生門」セットと雨
©KADOKAWA 1950 国立映画アーカイブ所蔵

スタジオ撮影スチル写真
©KADOKAWA 1950 株式会社KADOKAWA所蔵

『羅生門』は、黒澤の卓越した演出力だけでなく、それまでの日本映画の作り方を革新した数々のスタッフワークに支えられています。登場人物のそれぞれ食い違う証言が真実を覆い隠してしまう橋本忍の脚本術、ロケーションを活かしあえて太陽にキャメラを向けた宮川一夫の斬新な撮影、巨大な羅生門をオープンセットとして造形した松山崇ら美術スタッフの功績、日本の中世の物語にボレロ調の旋律を大胆に組み込んだ早坂文雄の音楽、そのような職能のアンサンブルがこの映画の醍醐味となっています。
 

劇場公開オリジナルポスター
©KADOKAWA 1950 谷田部信和氏所蔵

西ドイツ リバイバル公開版ポスター[ハンス・ヒルマン作]
槙田寿文氏所蔵

この展覧会では、世界初展示の品も含めてこうした名スタッフの功績の実際をデジタル展示も用いて紹介するほか、それぞれくっきりした人物像を創造した三船敏郎・京マチ子・森雅之・志村喬といった名優にも注目、さらにはヴェネチアでの受賞をめぐる当時の資料やこの映画が世界に与えた影響についても触れます。

『羅生門』の上映も行われる関連上映企画「生誕100年 映画俳優 三船敏郎」とともにお楽しみください。
 

「DAIEI AD BOOK」No.231
©KADOKAWA 1950 槙田寿文氏所蔵

<イベント概要>

会  期: 2020年9月12日(土)~2020年12月6日(日)

開室時間: 11:00~18:30(入室は18:00まで)
      *毎月末金曜日の夜間開館は、当面の間中止いたします。

休 室 日: 月曜日

観 覧 料: 一般250円/大学生130円/シニア・高校生以下及び18歳未満、
      障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブの
      キャンパスメンバーズは無料
      *料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。
      *学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は
       それぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。
      *国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)を
       ご提示いただくと、1回に限り一般は200円、大学生は60円となります。
      ※2020年11月3日(火・祝)「文化の日」は、展示を無料でご覧いただけます。

会  場: 国立映画アーカイブ 展示室(7階)

主  催: 国立映画アーカイブ、京都府京都文化博物館、映像産業振興機構

協  力: 文化庁、株式会社KADOKAWA、株式会社アイ・ティー・ワン
      本事業は文化庁「文化芸術収益力強化事業」の支援を受けています。

WEBサイト: https://www.nfaj.go.jp/exhibition/rashomon2020/
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