〈さんかする〉イベント詳細
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|2021.12.13

香港映画発展史探究[国立映画アーカイブ]

香港映画発展史探究[国立映画アーカイブ]
 1970年代以降、ブルース・リー作品の大ヒットを皮切りに、香港映画は日本を含む世界中で多くのファンを獲得しました。しかしそれ以前の香港映画が日本で紹介される機会は、限られていたのが実情です。他の映画大国と同様に、香港映画も長くユニークな歴史をもっています。香港での映画製作が本格的に発展するのは、トーキーが到来し広東語(粤語)映画が出現した1930年代以降のことでした。1930-40年代には、2つの戦争(日中戦争、国共内戦)により、当時の中国映画の中心地・上海から多くの映画人が流入して北京語(国語)映画も多数製作されるようになり、中国語映画製作の大きな拠点として成長します。1950年代後半には、シンガポールで財を成した2つの大会社、国泰機構キャセイ邵氏兄弟有限公司ショウ・ブラザーズがともに香港で“垂直統合”を成し遂げ、東南アジアの市場向けに北京語映画を多数製作して一時代を築きます。そして1970年代以降は、再び広東語映画が復権し、多くの娯楽映画や芸術的作品が、世界中で上映されるようになりました。香港映画のこうしたダイナミックで複雑な変遷は、20世紀の香港の地政学的なユニークさと不可分のものでした。

 本企画は、戦前の社会派作品『女性の光』(1937)から1997年の中国への返還を題材に採った『花火降る夏』(1998)まで、香港電影資料館所蔵作品を中心に、各時代の代表作や復元作品を21プログラム(21作品)にまとめて上映する試みです。日本では未上映または上映機会の少ない粤劇(広東オペラ)の映画化や文芸映画、メロドラマ、また“香港ニューウェーブ”の知られざる作品など、香港映画を形作ってきた豊かな水脈を発見する機会になるでしょう。また、よく知られた人気作や名作も、そうした水脈に連なるものとして見えてくるのではないでしょうか。香港映画、また香港に関心を寄せる多くの方のご来場をお待ちしています。

 
『男たちの挽歌[4K修復版]』(1986年)© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.

『男たちの挽歌[4K修復版]』(1986年)© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.

 

<企画概要>
会  期: 2022.1.4(火) - 2022.1.30(日) ※会期中の休館日:月曜日

会  場: 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)

定  員: 310 名(各回入替制・全席指定席)

※ 新型コロナウイルス感染拡大などの状況により、変更が生じる可能性がございます。
  随時、 国立映画アーカイブHP にて最新情報をご確認ください。


主  催: 国立映画アーカイブ

特別協力: 康樂及文化事務署香港電影資料館

協  力: 福岡市総合図書館

・マスク着用のない方の入館をお断りします。
・来館者全員に検温を行います。37.5℃以上の方は入館をお断りいたします。
・各回の開映後の入場はできません。
・館内でのチケット販売・発券はございません。障害者(付添者は原則1名まで)、
 国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズの方も前売指定席券をお求めください。
・上映の感染症予防の対策およびご来館の皆様へのお願いにつきましては、当該ページ 「新型コロナウイルス感染症拡大防止策」 をご覧ください。


国立映画アーカイブ: https://www.nfaj.go.jp/
上映企画ページ: https://www.nfaj.go.jp/exhibition/hongkong202112/

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