〈さんかする〉イベント詳細
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|2023.05.18

芸術文化講座 2023年6月 第42回[京橋彩区]

「アートと文化が誰にも近い街」を目指し、「アートと生活」をテーマとして、芸術や文化に親しんで頂くきっかけを提供する芸術文化講座。各分野の専門家が、アートがはじめての方々にやさしく語りかけます。2023年6月(第42回)は「抽象画はお好きですか?―「分かり難い」から「見る楽しみ」へ―」です。

< 2023年6月(第42回)>抽象画はお好きですか?―「分かり難い」から「見る楽しみ」へ―

19世紀末から第一次世界大戦が勃発するまでの頃のフランス、パリは芸術を生み出す活気と自由な雰囲気にも満ち溢れ、世紀初頭にはフォーヴィスム、キュビスムなどの新しい美術が芽吹いて花咲き、やがて絵画表現の到達点のひとつとして抽象絵画の誕生を導きました。その後、抽象絵画は20世紀の美術表現を主導することになりました。アーティゾン美術館はこの夏、抽象絵画の発生の前後より、戦前のフランスを中心とした興隆の動向、戦後フランスおよびアメリカの抽象絵画、さらには日本の実験工房や具体など同時多発的に、多様に展開し、次代へとつながった抽象絵画のあゆみを展観する展覧会を開催します。この展覧会の魅力をふたりでしゃべり尽くします。

<講師>
ナカムラ クニオ 氏(美術家)
1999年立正大学大学院文学研究科史学(考古学)専攻修了。学生時代より新宿区、墨田区、千代田区等で発掘調査にかかわり、2000年より中央区の専門職。専門は江戸考古学。中でも江戸の町屋や下町低地の遺跡が専門。『江戸の開府と土木技術』『江戸の上水・下水』(吉川弘文館)、『東京都の地名』歴史地名大系(平凡社)など共著、ほかに雑誌掲載の論文なども多い。中央区では、旧浜離宮庭園や伝馬町牢屋敷跡、築地外国人居留地跡の調査や日本橋、京橋、八丁堀、湊など、区内全域で発掘調査を行っている。

新畑 泰秀 氏(石橋財団アーティゾン美術館 教育普及部長/学芸員)
横浜美術館、ブリヂストン美術館を経て現職。これまで担当した展覧会に、「セザンヌ主義—父と呼ばれる画家への礼讃」展(横浜美術館、2008年)、「カイユボット展—都市の印象派」(ブリヂストン美術館、2013年)、「ジャム・セッション 写真と絵画—セザンヌより 柴田敏雄×鈴木理策」等。著書に『新古典主義の系譜』(共著、中央公論美術出版、2020年)他。

<イベント概要>

・日  時:2023年6月21日(水)18:30~20:00 開場:18:00

・会  場:ミュージアムタワー京橋 16階  Café16

・定  員:60名(お申し込み順)

・参 加 料:無料

・申込方法: Peatix イベントページよりお申し込み下さい。

・主  催:一般社団法人 京橋彩区エリアマネジメント 〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-1

※今後の状況により、延期・中止をさせて頂く場合もございますので、あらかじめご承知置きください。

・Webサイト:https://www.kyobashi-saiku.tokyo/

・イベント紹介ページ:https://kyobashi-saiku.tokyo/event/arts-and-culture/20230315_no42/

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