東京都心で桜(ソメイヨシノ)の満開が発表された3月24日(土)の東京・京橋は、第5回目となる「アート&クラフト市@TOKYO SQUARE GARDEN」の開催と、2日間にわたり行われた京橋の「桜をめでる会」の最終日が重なり、地元の家族連れや観光客で大いに賑わいました。
この日、過去最多の108名の作家が大集合したアート&クラフト市。中央通り沿いの青と白のストライプのテントを目印に、東京スクエアガーデン1階の貫通通路や地下の京橋駅前広場に並べられたブースを見て回り、作家との会話を楽しみ、作品を実際に手に取るうちに、ハンドメイドの大ファンになったという人も多いのではないでしょうか。
ハンドメイドの大きな魅力は、一点一点手作りだからこそ、他の誰とも被らないこと。それがよく分かるのが、今回のアート&クラフト市から加わったワークショップブースです。千葉・浦安でフラワーアレンジメント教室を開いている作家「らんぶらす」さんのハーバリウムのワークショップ(写真左下)と、つまみ細工の工法と様々な素材を用いて作る個性的な小物が人気の作家「彦屋 千代蔵」さんのワークショップ(写真中央下)はどちらも、自分の好きな色や素材を選ぶところからスタート。手先を動かす度、几帳面な人の手からは先生の見本に近い形が、自由奔放な人の手からは斬新な形が出来上がっていきます。伝統的なつまみ細工の世界に初めて触れたという女性の作品には、その明るく朗らかな人柄が現れていました(写真右下)。この日この場所の思い出を、形として残せるのが嬉しいですね。
京橋の「桜をめでる会」の会場は、東京スクエアガーデンの目と鼻の先、東京高速道路下にある「京橋大根河岸おもてなしの庭」。この庭は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を3年後に控えた2017年、和の文化を発信する場として京橋大根河岸公園からリニューアルされました。花と緑で観光客を迎える“おもてなし”の庭にふさわしく、今年の桜をめでる会は、抹茶の野点席が登場。抹茶のふくよかな味と香りと、140年以上続く京橋の老舗の和菓子店「桃六」の桜餅に、外国人も含めた老若男女が舌鼓を打つ様子が見られました。
さらに、くじ引きや似顔絵コーナーがあったり、獅子舞の披露が披露されたりするなど盛りだくさんの内容で、笑顔の花が咲く春の一日に。早くも、次回の“おもてなし”企画や来年の京橋の桜が楽しみです。
次回の「アート&クラフト市@TOKYO SQUARE GARDEN」は4月28日(土)の開催。会場には、同エリアで4月26日(木)・27日(金)・28日(土)に行われる「東京 アート アンティーク〜日本橋・京橋 美術まつり~」のインフォメーションブースが登場し、ハンドメイドや雑貨好きにもアートを身近に感じてもらえるようご案内します。この機会に、ご家族やご友人と京橋・日本橋のまち歩きを楽しまれてはいかがでしょうか。
<今後の開催日程>
4月28日(土)/5月26日(土)/6月23日(土)/7月22日(日)/8月26日(日)
※雨天決行・荒天中止となります。中止については、当日7:30頃、青空個展てづくり市のWEBサイトにて発表します。
<イベント詳細>
日時:2018年3月24日(土) 11:00~17:00
場所:東京スクエアガーデン1階貫通通路 ほか
主催:アート&クラフト市実行委員会
共催:東京建物株式会社
後援:京橋一之部連合町会、日本橋六之部連合町会
企画制作:株式会社 POD、株式会社東京リサイクル
運営:青空個展実行委員会
関連サイト
東京スクエアガーデン : http://tokyo-sg.com/
青空個展てづくり市 : https://www.aozorakoten.com/
東京アートアンティーク2018: https://www.tokyoartantiques.com/