気ぜわしい師走の足音が聞こえてきた、11月最後の土曜日。京橋にある東京スクエアガーデンでは、毎月恒例のアート&クラフト市が開催されました。アート&クラフト市がスタートしてからちょうど1年が経った今回の出展数は過去最多となる151展を記録。アクセサリーから、革小物、ガラス細工、自家製の蜂蜜まで幅広いジャンルの出展がありました。
2017年11月の第1回から数え、今回で13回目を迎えたアート&クラフト市。幅広いジャンルの手作りの品が並ぶ
そもそもこのイベントが始まったきっかけは、京橋のまちの歴史にあります。アート&クラフト市が開かれる東京スクエアガーデン1階の貫通通路は、江戸の昔ここにあった「畳町通り」の面影を残し、今は埋め立てられた京橋川に並走する「京橋竹河岸通り」の歴史とともに、“職人のまち”京橋を物語るものです。さらに本エリアには、歌川広重が終の住処とした歴史や、古くは江戸に端を発する老舗古美術商から現代アートを扱う画廊まで、現在150余りの美術専門店が銀座から日本橋にかけて集積し、戦前はかの魯山人も店を構えたという “美術のまち”でもあります。
作る人も買う人も笑顔になるアート&クラフト市の1日は、確かにここが江戸の中心地だったことを思わせる活気に包まれる
アート&クラフト市では、まちの歴史と文化にオマージュを込めて、現代のハンドメイド作家たちの作品が広い会場に所狭しと並びます。また、地域や企業の新商品や隠れた逸品に出会える特別ブースの出店も毎回楽しみの一つ。今回は、職人が手づくりする履き心地のいい婦人靴で人気のショップ「ボブズフィットマーケット 京橋店」と、都内を中心に約60店を構える人気の焼肉店「焼肉トラジ」から「焼肉トラジ 京橋店」が初参加。真摯なものづくりで目と舌の肥えた本物志向の来場者を唸らせていました。
左)ボブズフィットマーケット 京橋店のブースで見つけた、立体的な花のモチーフが愛らしいバレエシューズ
右)焼肉トラジ 京橋店特製の焼肉弁当がアート&クラフト市限定で登場。次回のアート&クラフト市にも出店予定
次回のアート&クラフト市は、クリスマス目前の12月22日(土)の開催。クリスマス気分を盛り上げるグッズも数多く揃う予定ということで、クリスマスプレゼントや自分へのご褒美を買いに、アート&クラフト市を訪れてはいかがでしょうか。
アート&クラフト市が開かれる東京スクエアガーデンでは2019年2月下旬まで「東京スクエアガーデン ウィンターイルミネーション」を開催中。シンボルツリーは12月25日まで
<イベント詳細>
日時:2018年11月24日(土) 11:00~17:00
場所:東京スクエアガーデン1階貫通通路 ほか
主催:アート&クラフト市実行委員会
共催:東京建物株式会社
後援:中央区、京橋一之部連合町会、日本橋六之部連合町会
企画制作:株式会社 POD、株式会社東京リサイクル
運営:青空個展実行委員会
関連サイト
東京スクエアガーデン : http://tokyo-sg.com/
青空個展てづくり市 : https://www.aozorakoten.com/