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〈さんかする〉イベントレポート
Event report

|2019.03.13

京橋マルシェで買える伝統野菜で地元の料理人がレシピ考案

 【加賀野菜/Beef up Tokyo 山下耕司さん】

左)牛スジと五郎島金時(ごろうじまきんとき)のクロケット
右)こだわり卵をのせた金時草(きんじそう)ポパイ

曇りや雨の日の合間に訪れた久しぶりの晴天。3月2日(土)、東京スクエアガーデンで開かれている月2回の定期市「京橋マルシェ」が開催されました。

第1土曜と第3火曜の月2回、東京スクエアガーデンで開催される京橋マルシェ

店主の威勢よい接客が小気味いい青果店や、「炙りアップルパイ」で人気のオーガニックスイーツ専門店、ノンフライ・ノンオイル・無添加の野菜・果物チップス専門店といった8店が集結。個性豊かな商品を買うだけでなく、その場で味わう来場者の姿も見られました。

左)スペシャルティコーヒー専門店。サイドメニューのマフィンも人気
右)イスラエル産生はちみつを販売する店

また、前回の週末開催に引き続き、京橋大根河岸をルーツとする青果卸売会社「東京シティ青果株式会社」のブースも出店。全国の伝統野菜が月替わりで登場する企画ブースで、今回は金沢で栽培されている「加賀野菜」が特集されました。

左)加賀野菜の代表格で、糖度の高く、ホックリ系といわれる五郎島金時。獲れたての9~10月よりも、定温貯蔵により翌年2~3月に甘みが凝縮される
右)葉の裏の色が金時芋の色によく似ていることから、その名が付いたとされる金時草。茹でるとネットリとした食感が引き立つ

栽培条件が厳しくコストもかかるため、生産者が少ない伝統野菜は一般のスーパーではなかなかお目にかかれない野菜です。ただ、その味は格別。栄養分をよく蓄え、野菜本来の風味を知ることができます。そんな伝統野菜を使った試作メニューを、京橋の「Beef up Tokyo(ビーフアップトウキョー)」オーナー兼シェフの山下耕司さんが、『東京街人』だけに公開してくれました。

●山下さんコメント
「牛スジと五郎島金時のクロケット」(ページ一番上写真左)
甘味が際立つ五郎島金時のホクホク感と牛スネ肉のうま味をとじこめたクロケットを作ってみました。五郎島金時はごはんと一緒に炊いてもおいしいと思います。

「こだわり卵をのせた金時草ポパイ」(ページ一番上写真右)
たっぷりのオリーブオイルで炒めた金時草とベーコンを、とろとろ卵を絡めてどうぞ。金沢では、金時草の酢の物がポピュラーだそうですが、アイデア次第で幅広く使えそうな野菜ですね。

Beef up Tokyoは、京橋マルシェが開かれる東京スクエアガーデン中央通りを挟んで向かいの建物の地下1階。

通常メニューにはありませんが、山下シェフの食材へのこだわりは他の料理でも十分に感じられるはず。京橋マルシェが開かれる週末には、運が良ければ、山下シェフのアイデアによってさらに魅力を増した伝統野菜を味わえるかもしれません。
過去の取材記事はこちら


<イベント詳細>

日時:第1土曜日 11:30~18:00、第3火曜日 11:30~19:00
        ※雨天決行・荒天中止。
        京橋マルシェFacebookページ<www.facebook.com/kyobashimarche>で最新情報をお届けしています。

場所:東京スクエアガーデン1階貫通通路ほか
   中央区京橋3-1-1
   東京メトロ銀座線「京橋駅」3番出口直結
   JR「東京駅」八重洲南口より徒歩6分

お問い合わせ:株式会社GYOSHO 荒竹
               TEL:090-9143-7239       e-mail: aratake@gyosho.co.jp

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