もうすぐバレンタイン。「今年はどんなチョコレートを贈ろう?」とリサーチに余念のない皆さんにおすすめなのが、2018年11月にオープンした東京・京橋の新スポット「Hello,Chocolate by meiji」(中央区京橋2-4-16)です。板チョコでできたような可愛い扉の向こうは、カカオやチョコレートのことが学べる施設になっており、“チョコレートは明治”ならではのワクワクする仕掛けが詰まっていました。
「Hello,Chocolate by meiji」が提供するコンテンツのウリはなんといっても、チョコレートを五感で体験できること。今回はその中でも、チョコレート体験を気軽に楽しめる「Hello,Chocolate TOUR」をご紹介します。
まずはVR(バーチャルリアリティ)を使って、カカオが収穫され出荷されるまでを映像で体験します。まるでブラジルの農園へ降り立ったかのような感覚で、農家の方と一緒に畑へ向かうと、たわわに実ったカカオが! そして収穫した実から豆を取り出し、発酵や乾燥といった加工プロセスをたどります。短くまとめられた映像ですが、とてもリアルで、製品や生産者にしっかりと感情移入することができました。感動冷めやらぬなか、今度は本物のカカオの木やカカオ豆を観察していきます。
初めて生で見たカカオの木とカカオ豆がこちら。カカオ豆に顔を寄せて匂いを嗅いでみると……、ぜひ、その先はご自身の目と鼻で確かめてみてくださいね。そんな魅惑のカカオ豆を焙煎し、砕いて、皮の部分を取り除いた状態の“カカオニブ”と呼ばれる段階のものを少しだけ試食。野性的な苦味や酸味のなかに感じる、チョコレートの風味は新感覚でした。
続いて、カカオニブをすり潰し液状に。すでに香りはほぼチョコレートです。市販のチョコレートができあがるまでに、残された工程は砂糖や生クリームなどを入れるだけ。シンプルな工程と少ない材料でつくられるからこそ、カカオ豆の産地の違いやつくり手の工夫によって、チョコレートの味は大きく変わるんですね。その一連の過程を、見て、触って、匂いを嗅いで、まさに五感を使って知ることができました。
いよいよお楽しみのテイスティングですが、このツアーで体験できるのは、一歩先をいく「ビジュアライズドテイスティング」。口に含んだ瞬間、食べている途中、後味と、チョコレートが口の中でどのように変化していくのかを映像と一緒にわかりやすく味わう方法で、3種類のチョコレートで試します。するとなんとまあ、それぞれの味の輪郭がくっきり浮かび上がってくるではないですか! 味の分かる奥深い大人に一歩近づけました(笑)。
最後は試食タイムです。新発売のゆずも含めた、全10種類の「meiji THE Chocolate」を少しずつ食べて、自分の好みのチョコレートを探しましょう。先ほどのテイスティングを踏まえて食べると、断然味わい深い! アンケートに答えると、自分の好きな「meiji THE Chocolate」の味を3種類もらうことができます。オリジナルのパッケージがちょっと嬉しいお土産ですね。
ツアー参加者に感想を伺ってみると、「チョコレートのことを改めて知ることができてよかった」「チョコレートが好きでよく食べていたけど、これからは一つひとつ味わって食べてみたい」といったお話を聞くことができました。
今回ご紹介した「Hello,Chocolate TOUR」以外にも、チョコレートの製造実演を見たあとにできたてのチョコレートを試食できる【できたてチョコレート実演編~FARM to BEAN,BEAN to BAR~】や、チョコレートとお酒のマリアージュを学ぶことのできる【マリアージュ編】など、専門的にチョコレートについて知ることのできる「Hello,Chocolate LESSON」もありますので、興味のある方は「Hello,Chocolate by meiji」のWEBサイトよりお申し込みを!