去る6月5日(水)、「第1回 京橋綱引き大会2019」が東京スクエアガーデン(東京建物株式会社)、京橋エドグラン(日本土地建物株式会社)共催で行われ、会場となった東京スクエアガーデン1階の貫通通路は熱気に包まれました。
高い省エネ性能や防災性能を備えたサステナブルビルとして、2013年に竣工した東京スクエアガーデン。街区再編によってふたつの街区を統合して建設されたため、ビルの1階に東西に抜ける貫通通路が設けられています。大会MCの御代田悟氏いわく、綱引きに貫通通路が利用されるのはとても珍しいことなのだそう。
そんな特別な大会に名乗りを上げたのは、東京スクエアガーデンと京橋エドグランの入居企業、計11社。「スポーツイベントを通じて企業同士の交流を深め、街の活性化につなげていきたい」と、東京建物の園部稔雄氏(ビルマネジメント第一部)による主催者挨拶に続き、1位から3位までに贈られる賞品目録が発表されると、あちこちで円陣が組まれ、「勝つぞー!」「おー!」と息巻く姿が見られました。
まずブロック毎の総当たり戦が争われ、上位6チームが決勝トーナメントに進みます。見るからに屈強な大型選手をそろえたチームがいる一方で男女混合チームも。誰もが楽しめ、しかも猛烈に熱くなれるのが綱引きの魅力です。力が拮抗して我慢比べの様相を呈する試合や、あっと言う間に引きずられていく試合が繰り広げられるたび、応援エリアでも、歓声、雄叫びが飛び交いました。
決勝まで勝ち進んだのは、産業用エレクトロニクス、メカトロニクス分野における技術系商社の大手・サンワテクノス株式会社と、外資系企業を中心にグローバルな人材の紹介事業を行うエンワールド・ジャパン株式会社の2社。グローバル企業の本社機能が集積する京橋エリアならではの対戦カードとなりました。
夕暮れ時から始まった試合も、気がつけば周囲はすっかり真っ暗に。貫通通路の照明が選手たちの闘争心を代弁するかのように煌々と輝く中、ここまで、その力と体重差で他チームを圧倒してきたエンワールド・ジャパンを押さえ、サンワテクノスが見事優勝。競技に真剣に取り組んだ選手全員に、会場からはあたたかい拍手が送られました。
東京スクエアガーデンと京橋エドグランは今後も本大会を継続・発展させていきたいとしています。オフィス街としての印象が色濃い京橋界隈の新しい風物詩となりそうです。
関連サイト
東京スクエアガーデン TOKYO SQUARE GARDEN: http://tokyo-sg.com/
京橋エドグラン KYOBASHI EDOGRAND: https://www.edogrand.tokyo