3月15日(日)〜4月5日(日)、日本橋・八重洲・京橋エリアにて「SAKURA FES NIHONBASHI/OFF TO MEET」が開催され、桜をテーマにした装飾やイベントが各所で展開されました。桜の名所の多い日本橋のイベントとしてご存じの方も多いと思いますが、今回のレポートは、京橋駅直結の東京スクエアガーデンで行われた「SAKURA FES at TOKYO SQUARE GARDEN」に注目してお届けします。
「アートの街、京橋」で、日本画の世界に没入する非日常的体験
「SAKURA FES at TOKYO SQUARE GARDEN」で行われた企画のうち、見所となったのはなんと言っても、高さ約3.6メートル、横幅約40メートルにわたる大規模なラッピングアートです。
「日本画7人展~SAKURA FES at TOKYO SQUARE GARDEN」と題された本展。期待の若手日本画家7名による“桜”をテーマにした作品全9点が、誰もが自由に行き交うことができる通路の両側に大胆に貼り出されており、まるで日本画の中に入り込んだような、稀有な体験をすることができました。
ここ京橋は、昔から多くの画廊やギャラリーが集まるエリアです。エントランスの柱巻きには、企画協力をした地元ギャラリー、林田画廊の店主・林田泰尚さんのメッセージが次のように記されていました。
「日本の美意識を根底とする日本画、そして日本美の象徴といえる桜に焦点をあてた本展が、アートの街・京橋の一端を知っていただく機会となれば幸いです。」
ビジネス街のイメージが強かった街のアート文脈に触れ、「アートの街、京橋」という新たな一面を知ることができました。
味覚で楽しむ春 期間限定の桜メニューに舌鼓
アート以外にも、美味しいものに目がない人にうれしい企画が「SAKURA MENU WALK」です。期間中、日本橋・八重洲・京橋エリアの計170もの小売・飲食店舗が、桜をモチーフにした雑貨・食品(=SAKURA MENU)を提供しました。
東京スクエアガーデンからは、イタリアン&ワインバーの「VINORIO」が参加し、桜の花びらをあしらったチーズケーキのプレートを創作。桜の色と、上品な味わいのチーズケーキの組み合わせが、春らしく優しい気分にさせてくれる逸品でした。
<VINORIO> 桜×チーズケーキ「桜のデザート」
SHOP DATA
住所:中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン B1階
イタリアで探した家族経営のワイナリーが製造する“顔の見えるワイン”と、素材を生かしたイタリア料理が楽しめる。
WEBサイト: https://vinorio.jp/index.html
▼その他、こんなSAKURA MENUも!
美しくライトアップされた夜桜を堪能
都会の真ん中にありながら、意外にも多くの桜の木が植えられている日本橋・八重洲・京橋エリア。日中の穏やかな陽光の中で見る桜ももちろん良いのですが、今回の企画の一環「SAKURA LIGHT UP」では、黒の闇に浮かび上がる桜がなんとも神秘的。ライトアップの演出も各所様々で、街歩きしながら飽きることなく夜桜見物を楽しむことができました。
東京スクエアガーデンの「SAKURA LIGHT UP」のキーカラーは“赤”。限りなく白に近い桜の花々と赤のコントラストが新鮮で、近づいてみると、ライトに照らされ、美しいピンクに染められた花々が広がっていました。
日本橋・八重洲・京橋エリアが華やいだ3週間。また来年春に、この街で様々な形の桜と出会うのが今から楽しみです。
関連サイト
SAKURA FES NIHONBASH: https://www.nihonbashi-sakurafes.art/
東京スクエアガーデン : http://tokyo-sg.com/
林田画廊 : http://www.hayashida-gallery.co.jp/